「アルファー美術館(?)」へどうぞ!(2016年7月6日)

2016年7月6日

2016年7月6日
先月から当ホームページ上に「アルファー美術館」が開館しました。
実は、当アルファー総合税理士法人には絵描き、彫刻家などの芸術家が揃っています。
ベテラン職員の広岡氏はかつて草加市の美術展でグランプリを獲得したこともある本格的な芸術家です。草加市に本拠を置く彫刻の会(草彫会)の主要メンバーで毎年の展覧会に出品しております。今年7月の展覧会には「寒い朝」他二点が出品されるようです。数々の作品の中から「浴衣の女」を当事務所会議室に展示しています。
同じくベテラン職員の深川氏は油絵の製作で数多くの実績があり、今年は都内の展覧会に100号の大作を出品しております。油絵の本格派です。今は当事務所に「果実ある静物」が展示されています。
成瀬もこの仲間に加わって事務所の会議室に一枚の油絵を展示しています。イスタンブールの夕日を描いています。
絵を描いたり、彫刻を彫ったりすることは上手い,上手くないは別として誰でも出来ます。ただ、続けることはなかなか難しいことです。
我々のように仕事柄、来る日も来る日も数字とにらめっこしている者にとっては、全く別の神経を使う機会に恵まれてリフレッシュもできます。
私は40歳を過ぎてから先輩会計士の先生から奨められ、ひょんなことで公認会計士協会の洋画クラブに入会してから20年以上も油絵を描いてきました。
洋画クラブに入会早々、付き合いで展覧会にも出品しました。とてもお見せできる代物ではなく、友達から「よくまー、恥ずかしげもなく出すね!」と感心されました。
今迄に60枚ほど製作しましたが現在は20枚ほど家に残っています。
一枚の絵を描くにはそれなりに大変な労力が要ります。神経を集中させた作業が何日も続きます。その結果できた作品も満足できるものは殆どありません。それでもたまに絵を描くことが楽しく感じる時期もありました。何かを製作することの喜びと、それが完成するときの喜びです。
ほぼ完成かな?と思いつつ、なかなか筆が置けない時もあります。
梅原龍三郎は「今が一番美しいと思った時、パッと(筆を)止められる者が大家になる」と云いっていますが、難しいことです。
「イスタンブール夕照」は7年前にトルコ旅行をした折、ボスポラス海峡の遊覧船の上からスケッチしたものを基に油絵にしたものです。夕日のなかに黒く浮かぶモスクとミナレットの姿に強烈な印象を受けました。その時に食べた鯖サンドが意外においしい味だったことと共に忘れられないものでした。
ここ2年ほどは絵筆を握っておりません。折を見て再び絵に挑戦したいと思っております。
事務所に来られることが有りましたら是非「アルファー美術館(?)」にも足を運んでください。わずかですがシリアスな日常の話題から離れて「芸術(?)」の空気に触れることも可能です。そして製作者たちの苦労話にも耳を傾けてください。