2020年が始まりました。

2020年1月16日

2020年が始まりました。

今年は東京オリンピックの年です。スポーツを通じて世界平和を訴える年です。

穏やかで平和な一年を願いたいものです。

ただ、8日にイランで旅客機が撃ち落され、大勢の人が亡くなりました。 また、同日にはイラクで米軍基地が攻撃され硝煙が立ち込め、すわ、アメリカとイランとの戦争?との報道も流れ、とても穏やかな年明けとはいきませんでした。

人類史的にはこの100年程の間に、それまでの大英帝国によるパックスブリタニカが衰え、これに代わってアメリカによるパックスアメリカーナが世界の平和を保ってきたと云えますが、最近はアメリカ自らがその役割を降りようとしております。この間隙を縫って中国、ロシアが近隣諸国への覇権争いに熱を上げています。

硝煙の臭いで始まった2020年はこれから更に混沌とする世界への新たな幕開けになるのかもしれません。そうなってほしくはありません。

第二次世界大戦終結から75年、ベトナム戦争終結から45年です。

これらの戦争体験も人類の中で既に風化しているのでしょうか。

考えたくありませんが、そうだとすれば恐ろしいことです。

更にここ数年の地球規模の自然災害は頻度も規模も恐ろしいものがあります。

グレタさんでなくとも声を挙げたくなります。

不安に包まれた2020年の年明けです。ただ、今を生きている自分たちは一人一人がそれぞれの役割の中で落ち着いて未来を信じて進みたいものです。

 

“ uncertainty and expectation are a joy of the life ”という言葉があります。

英国の経済学者ヒックスの書物にある言葉です。

自分が若い頃、師匠の大塚先生からこの言葉を教えられました

「人間、だれも明日のことはわからない! 確かな事って何もない!でも、その明日を信じ、明日に期待して生きて行こう!だって、それが生きてく喜びじゃない?」

自分はそんな風に勝手に解釈してこれを座右の言葉にしています。

振り返れば、今迄に心が折れたことは何度もありました。そして、その都度この言葉に勇気づけられて今日まで生きてきました。その気持ちは今後も変わりません。

きな臭い年の始まりだからこそ、そして、不安な年の始まりだからこそ、明日を信じ、明日に期待して生きていく覚悟を更に固めて生きたいものです。